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タスクをこなす人ばかり評価する組織は、仕組みを作れない
なぜ、多くの組織では、案件が毎回同じような形でしか成立しないのか。 役割分担は曖昧なまま。 必要な判断をする人も決まっていない。 納期だけは動かせず、途中で足りない仕事が次々に見つかる。 そのたびに、状況を理解できる人が前提を整理し、関係者を調整し、責任の空白を埋める。最後は誰かの長時間労働や属人的な判断によって、どうにか納期へ間に合わせる。 案件が終わると、「大変だったが、協力して乗り切った」と総括される。 しかし、役割の決め方も、仕事の配分も、意思決定の仕組みも変わらない。 そのため、次の案件でもまた、同じように曖昧な体制で始まり、同じように一部の人へ負荷が集中し、同じように人力で成立させることになる。 なぜ、この繰り返しは止まらないのか。 この問いに対する答えは、単純な人材不足ではない。 問題は、構造を疑う人が少ないことだけではない。 構造を疑っても評価されないこと。 さらに、構造を見られる人ほど、その空白を埋める仕事を押しつけられること。 この三つが重なっている。 まず、問いを立てる人が少ない。 多くの人は、自分に割り当てられたタスクをどう終わらせるかを考