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アサゴハン国
朝ごはんについて、考えていた。 朝ごはんについてを考えていたはずだった。 しかし 「アサゴ・ハーン」 と言った瞬間、何かがおかしくなった。 いや、おかしいのは名前である。 アサゴ・ハーン。 なんだその、朝食のメニューを統一しそうな名前は。 チンギス・ハーンと同じ語尾なのに、通貨が納豆かもしれない。 なんだこれは。 ...いや待てよ。 アサゴ・ハーンがいるなら、 ヒルゴ・ハーン もいるのではないか? いる。それは昼食を文明の頂点と考える帝国である。 定食文化が異常に発達している。 ...コホン、ということはだ。 ヨルゴ・ハーン。 これもいるよな。 夜食こそ人類の本音だと主張し、シメラーメンを外交カードとして使う危険な国家だ。 まずい。三食がモンゴル帝国になってしまった。 いや、まだ戻れる。これはただのダジャレだ。 ここで止めればいい。 ……。 オヤツ・ハーン。 いた。 なんでいるんだ。 しかも一番平和そうである。 三大帝国が国境で睨み合っている横で、オヤツ汗国だけが紅茶を飲んでいる。 お