ThinkingEssay
Webは荒れ地に向かっている——接続と評価の崩壊と、自分の場所を持つ意味
The Web Is Turning into a Wasteland — Collapse of Connection, Evaluation, and Motivation 検索窓に何かを打ち込んで、求めていたものに辿り着けた、という体験がいつ頃からか薄れてきた。あの感覚の劣化は、気のせいではないように見える。 ウェブは壊れているのではない。成立条件が変わり始めているのだ。そしてその変化は、数年のうちにウェブ全体の様相を変えるように思う。 検索がウェブを成立させていた ウェブは長い間、検索を前提として動いていた。 書き手がコンテンツを置く。検索がそれを評価し、読み手を連れてくる。読み手が増えれば書き手の動機になる。その循環が、ウェブというエコシステムの基本構造だった。 検索はただの道具ではなかった。書き手と読み手を繋ぐインフラであり、コンテンツに価値を付与する評価システムであり、「ここに置けば誰かに届く」という書き手の動機の根拠でもあった。 AIの登場は、その構造を複数の角度から同時に揺らしている。 接続インフラの崩壊 AIは検索を代替しているように見える。だ