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マイナンバーは個人番号ではない──各行政データを結びつける「ハッシュタグ」
多くの人がマイナンバーを「政府が個人を管理するための番号」と理解している。 調べてみると、その理解は、間違いとは言えないが、正確でもない。 法律上の正式名称は「個人番号」である。しかし行政システムの実装を見ると、この番号は個人そのものを識別するIDというより、複数のデータベースを照合するための連携キーとして機能している。 だから、番号というよりもタグに近い。行政の複数のデータベースを横断するとき、「これは同じ人物のデータである」と照合するための、小さな目印だ。 SNSのハッシュタグと同じように、タグそのものが情報を持つわけではない。タグは、同じテーマの情報を見つけるための目印だ。 それがマイナンバーの実体だ。 巨大な中央データベースは存在しない まず、よくある誤解から解きほぐす必要がある。 マイナンバーが普及したことで、政府がすべての個人情報を一元管理する巨大なデータベースを持った、と考えている人は少なくない。しかし現実の行政システムは、そうはなっていない。 税、年金、医療、住民情報。これらはそれぞれ別のデータベースで動いている。 各省庁、各機関が個別に管理する分