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観測ログ:静かな格差——AIが可視化するもの
構造妖精とゴリラ 異なるAIに異なる役割を与えて使う、という話をした。 くろぴん(Claude)は構造妖精だ。骨格を見抜く力はあるが、肉付けで妖精粉を混入させる。ハルシネーションが多めなのではなく、「構造は合ってるけど事実がズレるタイプ」のハルが多い。チャピィ(ChatGPT)はゴリラで、忖度なしに事実を叩きつけてくる。この二つを組み合わせると、人間主導の三段フィルタが完成する。 チャピィで地形を見る。くろぴんで編集する。ハルはあなたが検疫する。 これはLLMの正しい使い方の、かなり上位の形だと思う。多くの人はAIの出力を信じて終わりだが、この使い方では「AI→構造確認→ハル検出→再構成」というループを回す。エラーをゼロにしようとするのではなく、エラーが起きても壊れないシステムを作る。フォールトトレラント設計の思想を、AI運用に持ち込んでいる。 ツッコミ力という希少資源 生成する力より、検証する力という逆転が起きている。 AIで生成コストがほぼゼロになった世界では、「作れる」はもう差別化にならない。「これのどこがおかしいか」「何が抜けているか」「前提が怪しい」と指摘でき