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『できる人』ほど向き合わない問題がある
世の中は、できる人を褒める。 頑張れる人を評価する。 もっとできるようになれと励ます。 それ自体は間違いではない。能力があり、努力ができる人が社会を支えている側面は確かにある。 しかし、「できる人」であることによって生まれる問題については、あまり語られない。 例えば、こういう人の話がある。 仕事で求められることの多くは理解できるし、頼まれたこともそれなりにこなせる。だから長い間、「能力が足りなくて困る」という経験はあまりなかった。 ところが近頃になって、別の問題に気づく。 能力があることと、それを持続可能な形で運用できることは、まったく別の話だったのだ、と。 きっかけは、ある体調不良の日。 布団から起き上がるのがしんどい。 頭は動いている。考えることもできる。 しかし身体がついてこない。 こういうとき、昔のその人なら、無理にでも起き上がろうとしていただろう。 頑張ればできるからだ。 だが、その考え方には一つ問題がある。 頑張れる人は、「頑張れること」を基準に人生を設計してしまうのである。 できる人には、仕事が集まる。 本人もそれをこなしてしま