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自由研究:CBS・ソニー創業から現在までのソニー・ミュージック経営史
エグゼクティブサマリー 本レポートの結論は明快である。ソニー・ミュージックが長期にわたり「アーティストの作家性」と「商業性」を両立できた最大の理由は、創業時から 権利・制作・流通を自社グループ内に引き寄せる統合型モデル を築きつつ、同時に レーベル単位の自律性や異質な組織文化 を温存してきたことにある。CBSとの合弁は、洋楽カタログと技術・ノウハウの獲得という即効性のある商業基盤をもたらした一方、CBS・ソニー自身は創業初期からプロダクション部門と著作権部門を持ち、アーティスト発掘・マネジメント・権利保有を自前化した。つまり、短期の販売ビジネスと長期のIP形成が、最初から同じ会社の設計図に組み込まれていた。 この仕組みは、のちにEPIC・ソニー、SD、新人開発、分社化・再統合、そしてAniplexとの内製的連携へと変形しながら強化された。90年代後半から2000年代にかけてアニメタイアップが「広告枠」ではなく「作品とアーティストの共同制作の場」へ変わり、2017年のSACRA MUSIC発足でそれが海外展開まで含む制度へ昇格した。2020年代には、YOASOBIに象徴されるよう